10. ねずみ捕獲カゴ ネズミ駆除

ねずみ捕獲かご角型


生き残ったねずみは、粘着シートにもかからなくなってしまい、
あと思いつくのはアニメなどで見るネズミ捕りです。
しかし量販店には置いていませんでした。

そこで大きめのホームセンターに行ってみました。
そこにも昔ながらの、トムとジェリーに出てくるようなはさむタイプのネズミ捕りは
ありませんでした(後は金物屋とかかな)。

しかし、代わりに見つけたのが捕獲カゴです。
はさむネズミ捕りに比べると、ずいぶん場所をとりますが、
そもそもはさむタイプは本当にあれで捕れるのか
ちょっと疑問があったので、こちらを買ってみることにしました。

2種類あって、ネットで調べても出回ってるのは実質この2つだけのようです。
ひとつは四角形のシンプルなもので上から扉が閉まるタイプ。
もうひとつは丸っこくて、下から扉があがるタイプです。

丸い方がさらに大きく、上にも穴があるなど、ちょっと変則的なので
シンプルな四角い方にしました。値段はどちらも700円強くらいでした。

これを早速、ねずみが通っているであろう場所(粘着シートとは別の場所)に設置しました。
えさはねずみに取られるのはくやしいので、ごま油をしみこませた綿です。
えさの取り付けはやりにくいですね。
反対側も開いてくれると、両手が使えて便利なんですが。
ともかく、こうして初めての罠かご設置です。

すると数時間もしないうちに、ドーンと衝撃音。扉の閉じた音です。
見ると、ちゃんとかかってました。
ネットレビューでは隙間からねずみが逃げるという書き込みも見ましたが、
ねずみはもうあきらめてるようで、たまに格子にかじりつくものの、
鳴くこともなくおとなしくしてます。
格子の隙間は指1本が通るか通らないかくらいなので、
ここを抜けるのはよほど小さくないとだめでしょう。

さて問題はねずみの処理です。
粘着シートはそのまま捨てればよかったのですが、こっちはそうはいきません。
ほっとけば数日で餓死するとも聞きましたが、カゴもすぐに再利用したいので、
定石どおり水につけます。
大きなバケツなどないので、レジ袋にカゴを入れてその中に水を入れていきました。
その後ねずみを取り出し(扉をあけて逆さまにすれば落ちるのでねずみに触る必要はありません)、
カゴを水洗いしました。
むしろ洗わずにねずみの臭いが付いてるほうがいいのかもしれませんが。

そして同じところに設置しましたが、その後はまったくかかりません。
ゴソゴソ音は別の場所でするようになったので、そっちに設置場所を移動。
このとき、監視カメラも仕掛けてねずみの動きを観察することにしました。

すると早速ねずみがカメラに映りました。
が、すごくカメラを警戒してる感じがします。
赤外線LEDの赤い光が気になるようです。
それでも、鼻をクンクンやりながら捕獲カゴに近づきます。
やはりえさの匂いには勝てないか。

ところが、カゴの入り口までくると、
上に跳ね上がってる扉部分の臭いをしきりにかいでいます。
そんなところ、何もないのになんで?
さらにずっと扉をチェックした挙句、中に入らず
結局そのまま引き上げていきました。
目の前にえさがあるのに、ここまで来てやめるとは、
いったいどういうことなのか。
その後、カメラにもほとんどねずみは映らなくなりました。

前に捕らえたねずみが何か危険信号のような臭いを残したのでしょうか。
人間でも、支えも何もない天井が手前に張り出していたら、
これ崩れてこないのかと心配になりますから
ねずみもそれを本能的に危険と判断したのかもしれません。
となると、下からせりあがる扉の丸いタイプの方がよかったのでしょうか。

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せり上がりタイプのねずみ捕獲かご