小型Bluetoothイヤホンの比較

小型のBluetoothイヤホン、というよりマイクが付いて電話できますからヘッドセットですね。
2つのタイプを比較します。
COOPO CP-Q5…見た目がかっこいい。ボタン3つで操作可能。2台接続。色が選べる。
Eonfine EH6S…小さい。


 

■大きさ

COOPOの方が大きいぶん、機能も豊富です。
Eonfineはなんといっても小さい。耳にほぼ収まるサイズです。
COOPOは耳から飛び出してるので、遠目からでも何かつけてるのがわかり目立ちます。逆にそのデザインから、ヘッドセットかなと思ってもらえそうですが。
耳から飛び出すからと言って、はずれやすいわけではありません。この辺は個人差になりますが、自分にはちょうど良くて、はずれたことはありません。また耳にかけるイヤーフックも付属してるので、それをつければ落ちることはないでしょう。
Eonfineは目立たないと言っても、近くではさすがにわかります。特に肌色タイプは補聴器と間違われそうです。

重さはEonfineが4g、COOPOが5gですが、持ってみても重さの差はわかりません。



■ボタン機能

COOPOの機能ですが、ボタンが3つあるので、左右ボタンで音量と次の曲・前の曲の操作が可能です。ボタンがすべて同じなので手探り操作は間違いやすいですが。
左右ボタンを短く押すと音量上下です。最大/最小になると、「ボリュームマキシマム」などと音声で教えてくれます。この音量はCOOPO独自の音量で、スマホ側の音量はスマホで別に変更できます。だからスマホを最大、COOPOも最大にするとかなりの大音量で聞けます。逆にスマホの音量をゼロにすると、いくらCOOPOで音量を上げても聞こえません。

左右ボタンを長押しすると、次の曲・前の曲になります。こんな小さなものでそんなことができるのかとちょっと感動。
ワンボタンのEonfineは再生/停止のみできます。

■音質

音質ですが、そもそも片耳用なのでこれで音楽メインに考えてる人はあまりいないかもしれません。自分も朗読などを聞くつもりなので、それなら十分な音質だと思います。音楽用としては苦しいんじゃないでしょうか。Eonfineの方が小さいぶん、音も甲高くなります。
また、COOPOにはサブイヤホンが付属しています。本体と有線接続して両耳で聞けるという、そこまでやるかというくらいの至れり尽くせりの付属品ですが、音もいいわけでもないし、そもそもステレオじゃなくモノラル再生のようで、両耳の意味がほとんどありません。それなら最初から両耳用の音質重視のものを買ったほうがいいでしょう。そっちだと両方にバッテリを内蔵できるので持続時間も長くなるはずです。


■通話品質

ヘッドセットですから電話を受けられます。
音楽再生中に電話がかかってくると、自動的に音楽の音量を下げて電話優先にしてくれます。さらに音声で電話番号を言ってくれました。通話品質ですが、とりあえず普通に会話できるみたいです。マイクももちろん耳のところにあるわけですから、声が届くのか心配になりますが一応はだいじょうぶのようです。ただ無意識に声が大きくなってしまいます。だから電話は結局、スマホ本体で受けてしまうので、とりあえず使えたという報告のみです。

 

■バッテリーの持ち時間

はっきり計ったわけではないですが、とりあえずバッテリーが切れるまでつけてみました。
COOPOは4時間は持ったと思います。
切れる10分前くらいから警告音が10秒おきくらいに出ます。これが耳障りで、あと10分使えるとしても切ってしまいます。
また、たまに満充電(充電中のLEDが赤から青になる)にしてからつけて出かけても数十分でバッテリー切れになることがありました。頻繁にあることじゃないですが予備のイヤホンが必要かなと思いました。満充電になると、一度外してまた充電ケーブルつないでもすぐ青になって充電してくれません。
Eonfineは3時間くらいでしょうか。この大きさで3時間も持つのかと驚きました。切れる5分前から何やら英語?で警告してくれますが何を言ってるかわかりません。でもCOOPOの耳障りな警告音と違ってそのまま切れるまで聞き続けることができます。
Eonfineの最大の弱みは充電端子が独自ってことでしょうか。こんな細いプラグがあるのかってくらい細いACアダプタ系プラグです。独自ってわけでもなく汎用の規格なのでしょうが、珍しいと思います。だからなのか、充電ケーブルが2本入っていました。これは気が利いてますね。
COOPOの方は、普通のマイクロUSB端子なので充電ケーブルに困ることはないでしょう。

 

■マルチペアリング

COOPOは2台のデバイスとペアリングできます。
どういうことかというと、たとえばiPhoneとペアリングします。この状態で、アンドロイドとペアリングすると、2台同時につなげることができます。
すると、iPhoneで音楽を再生中に、アンドロイドにかかってきた電話を受けることができます。もちろんその時、iPhoneの音量は下げてくれます。
電話用スマホのバッテリは使わずに、予備機で音楽を聞くなどという使い方ができるわけです。なんかどんどん便利になりますね。

■おまけ

COOPOのイヤーパッドにはとってみたいなものが付いてます。これは耳にさした時に外れにくくするためのものなのですが、ちょうどここにフックを通してなくさないようにできます。イヤーパッドから本体がはずれてしまうと意味ないですが。