02. 監視カメラを導入 ネズミ駆除

状況証拠から、「どう考えてもねずみがいるようだ」
と思うようにはなりましたが、まだ姿を見たことはありませんでした。
(結局、最後まで直接見えるようなところには出現しませんでした)。

そこで監視カメラを怪しい場所に置くことにしました。
ねずみは明るい場所には出てこないようなので、
赤外線暗視式のものに限ります。

検討の結果、私が選んだのはPLEXのPX-ICMAM264です。
選んだ理由は 
 無線LAN
 赤外線暗視機能
 カメラをリモートコントロール操作できる
 安い
ということです。
パソコンに接続するタイプのカメラなので見るにはパソコンも必要です。
(スマホ対応などとうたってる場合もありますが、よく確認してください。
スマホでできるのは、カメラの操作やリアルタイムで視聴するだけ。
動くものを検知して自働で録画するといった機能はパソコンでしか
できなかったりするので)。

ネットワークカメラ PLEX PX-IPCAM264

写真は、PLEX PX-IPCAM264です。
背面に有線LAN端子もあります。無線LANでうまく繋がらなくても
有線でつなぐことができます。
左下にAUDIO端子がありますが、右下のACアダプタ端子と
同じ大きさなので、間違ってそっちへ電源ケーブルを刺して
「動かない!」なんてなりがちなので注意。

■無線LAN
無線LAN対応の、いわゆる「ネットワークカメラ」は映像を電波で飛ばせるので
ケーブルでつなぐ必要がありません。
(ネットワークカメラでも有線LANのみのものもあるので注意)。

ねずみ監視となると当然、奥まった場所に設置することになるので
ケーブルがないのは非常にやりやすいです。
ただし、電源だけはコンセントからの電気が必要でこれは残念なところですが
おそらく多量の電気を使うと思うので、バッテリを内蔵しても数時間しかもたないでしょうから
仕方ありません。
USB接続のカメラの方がお手軽で安いですが、あとあとの使い勝手を考えると
無線LANカメラをおすすめします。
なお、カメラが無線で映像を飛ばすわけですから、当然、
受信する側も無線LANに対応していなければなりません。

ノートPC等には無線LANが内蔵されていますが、これだけではダメです。
無線LANルータというものが必要です。
カメラの映像をルータが受信し、それをルータにつないだパソコンで見る
という流れになります。
ルータとパソコンの接続は有線でいいので、無線LANのないデスクトップパソコンでも
有線LANポートがあれば(普通あります)大丈夫です。
もちろん、ルータ・パソコン間も無線LANでつなぐこともできます。
 カメラ→無線→ルータ→有線でも無線でも可→パソコン
というつながりです。
無線LANルータがない場合はさらに余計な出費になってしまいますが、
激安品なら数千円であります。

無線LANにも弱点があります。
電波状況が悪いと見れなくなってしまうことです。
ねずみ監視となると障害物なども多い場所に置かれるのでその可能性はあります。
受信するルータをすぐ近くまで持っていけばかなり改善すると思いますが
ちょくちょく接続が切断されるようなら、カメラとルータを有線LANでつなぐこともできます。
PX-ICMAM264は有線LAN用のポートも持っています(たいていのネットワークカメラにあるはずです)。
たとえ有線LANでもカメラを直接パソコンのLANポートにつないでもダメです。
ルータを経由しないと動きません。
この辺はUSB端子につなげばいいだけおのUSBカメラとは違うので注意してください。

■リモート操作
もうひとつ、このカメラを選んだ理由が、パン・チルトをリモコン操作できることです。
パンとはカメラを左右に動かすこと、チルトは上下です。
カメラを設置したあとに、パソコンで見ながらどこを映すかを操作できるわけです。
カメラは狭苦しいところに設置することになるでしょうから、
カメラ設置後の微調整はかなりめんどうになるでしょう。
それがいらないのですから、これがどれだけ便利かは想像すればわかると思います。
超便利な機能ですが、ネットワークカメラでも一番高い製品にしかついてないことが多いです。
かなり大きな出費になってしまうので、ねずみのためだけに買うのは難しいところ。

私の場合、その時はまだねずみかどうかの確信がなかったこと、1台あれば他にも何か役立つかも
といった理由で思い切って購入しました。
しかし何より値段です。有名メーカー品の半額くらいで買えたのです。
PLEXという、ほとんど聞いたこともない怪しげなメーカーですが、
ちゃんと日本の会社のようで、昔からPC周辺機器を発売してる歴史もあるようなので
買ってみました。

しかしやはりマイナーメーカー品でした。
カメラ本体はともかく、付属のソフトの使い勝手がひどい。
というか、ろくにマニュアルさえないという状況でした。
付属ソフトはもろに中国で作った英語ソフトという感じで、
この手の安物PC機器を買った経験のある方なら思い当たると思います。
いずれ別ページで、簡単な使い方を解説しようと思っています。

そういうのが嫌な方は、高くてもちゃんとしたメーカー品がいいと思います。
(私自身はそちらの製品は使ったことがないので、実際どうかはわかりませんが。
意外に有名メーカー品もソフトは貧弱ってことも往々にしてありますから)。
フリーソフトで代替できるものはないかと探してみましたが、
導入しても認識されなかったりとうまくいきませんでした。
使いにくくても、専用ソフトを使うしかないようです。

追記。
PLEX PX-IPCAM264は生産終了してしまいました。
代替品としては、I-O DATAのQwatch(TS-WPTCAM)や
エレコムのNCC-EWNP100WHあたりになるのでしょうか。
2万円近くしてますね。
1万円以下の製品もありますが、聞いたことも無いメーカーのもの。
さて、どちらがいいのか。


本文で書いたとおり、怪しいメーカーはカメラ自体は同じような
ところが作ってるかもしれませんが、付属ソフトがひどいことが多い。
ねずみ以前に余計なストレスを抱え込みたくなければ
素直に有名メーカーを選んだ方がいいと思います。
遠隔操作できる暗視カメラは、それだけで
触っていておもしろかったので、
ねずみ目的以外でもそれなりに遊べました。。
外出時の自宅モニターとしても使えると思いますし、
なにより今回ねずみ対策を進化させられたのは
カメラがあったからこそです。


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