08. ねずみ粘着シートの比較 ネズミ駆除

ねずみ捕獲で一般的なのが粘着シートです。
ドラッグストアや量販店などでも、基本的に捕獲用は粘着シートしか置いていません。

開いて置くブック式と、屋根のあるハウス式があります。
ねずみは暗くて狭いところが好きそうだからハウス式の方がいいのでは
と思いがちですが、監視カメラで見た印象だと、むしろオープンなところの方が
大胆に動いている感じがしました。
そこでブック式を使うことにしました。
(ハウス式も一応買ってきて置いてみましたが、かかりませんでした)。

100円ショップにもあるので、ダイソーのおそらく一番一般的なのを買ってきて
さっそく試してみました。

ダイソー ねずみとり粘着シート

写真下のように、半分に分割もできます。


「プロは大量に敷き詰める。そうでないと効果ない」
などと聞きますが、さすがにそれは無理なので、6,7枚程度を
ゴソゴソ音がしたり、陰になってて怪しい部分などにおきました。

すると早速1匹がかかりました。
え、ねずみってこんなに大きいのかというようなごついやつで
なんか妙に筋肉質で強そうです。下手したら力づくで粘着を突破しそうな勢い。
人間が近づいても、フーフーと威嚇のような声をあげてきて怖いです。
こんなのと出会ったらこっちが逃げ出してしまいそう。

ともかくシートを折りたたんでレジ袋に入れて、同じ場所に新しいシートを置きました。
すると翌日、また1匹かかってました。前日と同じ場所のシートです。
ここが通り道なのでしょうか。
今度のは小さくて、一般にイメージされるねずみです。こっちは威嚇などせず
悲鳴をあげてます。ひょっとして昨日のが親で、子供が探しに来たのか。

その2日後くらいにもう1匹かかりました。またも同じ場所のシートです。
他の場所のシートには一切かからず、ここだけ3連続です。
この違いは何なのか。

■設置場所は段差がいい

可能性としては、段差です。
ここは段差があり、下側にシートを置きました。
ねずみを監視カメラで見たら、段差などはピョンと飛び越えていました。
平らな地面にいきなり粘着シートがあると、さすがにねずみも警戒します。
でも段差の向こうだとそのまま飛び込んでしまうようです。
監視カメラによる生態観察が一応役に立ったかなというところ。

段差は5センチもない低いものです。
段差がないなら、箱などであえて段差を作るのもいいかもしれません。



ただ私にとっては、同じ場所でばかり捕れたことより、3匹もいたことがショックでした。
それまで、ゴソゴソ音は1箇所からしか聞こえないし、カメラに映るのも一匹。
てっきり1匹だけで徘徊してると思っていたからです。
しかし現実はそれどころではなく、まだまだ残党がいたのです。
すっかり住み着かれてしまってることが、この時初めてわかりました。


段差については注意点があります。
シートが段差からはみ出さないようにするということです。
段差の上にシートを置いたのですが、奥が狭いため半分に切りました
(ダイソーの粘着シートは切れるように最初から切込みが入っています)。
それでもまだ大きくて、手前にはみ出してしまいました。
すると、粘着シートそのものがかじられていました。
どうやら粘着剤を食べたかったようです。
ちょうど段差の上にはみ出した部分が下から食べやすかったのでしょう。
粘着シートにはピーナッツの香りがするタイプもありますが
これはダイソーの一番一般的なものでしたが、それでもかじられました。
ひょっとしたらこれにもそれなりに香り成分が入っているのかもしれません。

この後も、ゴソゴソ音はして、まだねずみはいるのですが
以後、粘着シートにはまったくかからなくなりました。
監視カメラを定番のシートの場所に仕掛けてみると、
なんと、ねずみはそばを通っていますが
シートの方へは一切行きません。
もうバレちゃってるようです。
なんでわかったのか。
シートを警戒するタイプだけが残ったのか、仲間がかかったのを見ていたのか。
ともかく、あれだけ効率よかった粘着シートですが以後はまったくかかりませんでした。

仲間がかかったのを見て警戒するとなると、
捕獲したら見られる前にできるだけ早く処理することが重要かもしれません。



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